〒546-0001 大阪市東住吉区今林2-22-35
受付時間
ここでは、窯業系サイディング外壁の窓枠(サッシ周り)のシーリング改修工事について、詳しく解説しています。
建築塗装フルタでは、窓周りのシーリング改修は必ず打ち替え工法での改修をお勧めしています。
窓は開口部で外部と内部(部屋内)が貫通している為、窓枠のシーリングの経年劣化は即雨漏りに繋がる場合があります。
上の写真は、通常建売住宅によくみられる、窓枠(サッシ周り)シーリングの仕上げです。
図1の施工は、2面接着になるようにバックアップ材があり、シーリングはバックアップ材には接着しないから、窓枠とサイディングの2面に接着する事で2面接着になります。
幅、厚みとも十分なシーリングの充填量が施工されています。
通常シーリングの幅は約10mm、厚みは8~10mm程度の充填が必要とされています。
問題は図2の施工で、バックアップ材を外部方向に設置することでシーリングの充填量を極端に少なくする施工で、建売住宅では厚みが2mmも無いような現場もよく見かけます。
図2の施工では、早期にシーリングの劣化が顕著に現れ、雨漏れの原因になる場合があります。
以上をじっくり見ていただいてから、下の解説を見て頂けたらよくご理解頂けると思います。
図3は、上の写真のサイディング側が剥離したシーリングに、三角で増し打ちした場合の断面図です。
窓側は十分な幅が取れていますが、古いシーリングを撤去していないので、サイディング側の剥離した所は現況の古いシーリングのままになる為、新しいシーリングの耳が少しかかる程度になり、少しの振動や建物の捻じれなどで再度簡単に剥離し、せっかくの外壁塗装工事が台無しになります。
図4は、色付け程度にシーリングを増し打ちした図です。
窓枠のシーリングの改修は3種類あり、1つ目は古いシーリングを撤去した上で新しく充填する打ち替え工法と、2つ目は図3のように三角で増し打ちする方法と、3つ目は図4のように色付け程度の仕上げです。
打ち替えや三角シールは技術を要する仕上げですが、色付け程度の仕上げはほとんど技術がいらない為、塗装職人がシーリングを施工するとこのような仕上げになり、シーリング工事代金が格安の場合要注意です。
図5 図6は建築塗装フルタが推奨している窓枠のシーリング打ち替え工法です。
図5は経年劣化した現況シーリング材を撤去した上で、新規に高耐久性のシーリング材で仕上げています。
図6は、新築時にバックアップ材を外側に設置して、シーリング材の使用量を極端に減らしているので、先ず古いシーリング材を撤去し、バクアップ材を適正な充填量を確保できるように奥に押し込んでから、新規に高耐久性シーリング材で仕上げています。
このようにシーリングの改修はいろいろなやり方があり、見積書ではどのような工事になるかわかり辛いと思いますが、サイディングのシーリング部の改修は塗装以上に大事な工程です。なので、塗料の説明以上に時間をかけて説明してくれる業者がいいと思われ、1番は塗装職人が施工するのではなく、シーリング専門業者が施工する事です。さらに入り口を間違え、地域最安値や無料見積サイトで数十万円安くできたなどの安さを売りにしている所で見積を取った場合、プラスもう1~2件無料見積サイトに加盟していないような塗装店に、見積もりを取り直す方がいいと思われます。
以下のフォームに必要事項をご記入の上、「送信する」ボタンをクリックしてください。